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「美しい日本庭園風コース」というコンセプトのもとに設計された当倶楽部は、
京都市内から約40分と都会から近い立地にありながら、
春にはサクラ、ツツジ、秋は見事な紅葉がコースを染め上げ、四季折々に美しい景観を生み出している。
フラットで雄大な高原の中に戦略性が潜む18ホールは、
それぞれに異なる表情をもち、プレーヤーは飽きることがない。

当倶楽部の象徴ともいえるのが12番パー5。バンカー内には灯籠が配置され、
グリーン奥にそびえる十数メートルの巨岩の上には「観音様」がそびえる。
ゴルフ場造成時、伐採した樹木や山の生物たちを供養するために建てられたもので、
開場以来、厳かでやさしい表情でプレーヤーを見守る。

「アマチュアゴルファーが楽しめるレイアウト」を最優先に考えられおり、
バーディを狙う上級者には難しく、パー・ボギーを狙う中級者には攻めやすいよう、
複数の攻略ルートが設定されている。各プレーヤーは技量に応じて戦略ルートを練り、
自身で目標を設定して、攻め、達成した喜びを感じられる。まさに「ゴルフゲーム本来のフィールド」といえる。
どこを狙ってどこを攻めていくのか。設計者の意図と対峙するホールが続く。

ワングリーン化やコース改造などで、年々、戦略性を増し、
近年では、ツアー優勝実績のあるトッププロも多数参戦する「京都滋賀オープン決勝」や、
日本女子プロゴルフ協会(LPGA)主催の「女子プロテスト」「ファーストクオリファイ」の舞台に選出。
常に整備されたコースメンテナンスと戦略的なレイアウトは、協会やプロからも高い評価を得ている

しっとりと佇む和風のクラブハウスは2019年リニューアル
40年の歳月をかけてじっくりと醸成された「落ち着いた、居心地の良さ」が漂う。